東急タイ現地法人の東急ディベロップメント(タイランド)は6月28日、タイ大手財閥系企業サハグループと設立した合弁会社「キングスクエアスイート」を通じ、バンコク都の再開発エリア「キングスクエア」のサービスアパートメント事業に参画すると発表した。
同社によると、バンコク都ヤーンナーワー区で開発する地上28階建てのサービスアパートメント「デュシットスイーツキングスクエアバンコク」に参画する。敷地面積は約4012平方メートル。部屋数は154室(1部屋約70平方メートル)。プールやキッズクラブ、コワーキングスペース、ラウンジなどを併設する。
一部客室はホテルとして短期宿泊も可能。ホテル運営は、タイ大手ホテルグループのデュシット社に委託する。
再開発エリア「キングスクエア」は、バンコク中心部から約10キロメートル南のラーマ3世通りに位置。高速道路に近く、都心部へのアクセスに優位だという。敷地内には2020年9月に開校したイギリス系インターナショナルスクール「キングス・カレッジ・インターナショナル・スクール・バンコク」があり、2025年には商業施設「キングスクエア」の開業も予定している。
また、同社とサハグループは2024年8月、不動産管理会社「サハ東急プロパティマネジメント」を設立し、キングスクエア一帯の物件を中心とした不動産管理を行う予定。