大和ハウス工業(大阪市)は20日、タイの首都バンコクで、タイ不動産開発大手のSC アセット社が進めるホテル事業に参画すると発表した。同社がタイでホテル事業に参画するのは初めて。
同社によると、参画するホテル事業は、ワッタナー区スクンビット通りソイ29で開発中の「クロモ・キュリオ・コレクション・バイ・ヒルトン(KROMO, Curio Collection by Hilton)」。今年12月に竣工し、2025年3月に開業予定。
同社は、SCアセット社の100%子会社であるエス・シー・エクスペディションが保有するホテル事業会社の発行済株式の49%を取得。同事業でホテル運営を支援する。5月20日にSCアセット社とパートナーシップ締結式を行った。
同ホテルの総事業費は約104億1800万円。延床面積は2万9850平方メートル。地上28階建てで、客室は306室。
同ホテルは、バンコク中心部のスクンビット通り沿いに位置。周辺には外資系ホテルや高層オフィスビル、大型複合商業施設などが並ぶ。同エリアは、コンサートホールを併設した複合商業施設「エムスフィア」が昨年12月にオープンするなど、今後も発展が見込まれるという。