三菱自動車(東京都港区)とミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)は8日、タイ石油公社(PTT)、PTTの電気自動車(EV)関連事業統括会社アルン・プラスと、タイでの電動車の生産、販売、輸出、関連サービス事業に関する協業検討をしたと発表した。
4社は、電動車事業において、パートナーシップ構築に向けて協議を開始することで合意。電動車戦略を推進する三菱自は、EVエコシステム構想を掲げるPTTと、電動車生産やEVモビリティサービス事業などで協業の機会を見込んでいる。
同社代表執行役社長の加藤隆雄氏は、「三菱自動車にとってタイは最重要拠点のひとつ。自動車事業を通じ、60年以上タイ経済の発展に貢献してきた。協業の実現で、4社の持つ経験やリソースを最大限に活用できる。PTTと共にタイの産業発展とカーボンニュートラル政策への貢献を目指す」と述べた。