タイ中央銀行(BOT)など各金融機関は、2月10日から始まる中国の旧正月(春節)に合わせ、予備紙幣の準備を進めている。BOTが商業銀行から要請されている紙幣は約290億バーツ。旧正月期間中は、買い物や旅行などで消費行動が活発化するという。
バンコク・ビスの報道によると、カシコン・バンク(KBANK)は270億バーツの資金を準備。そのうち92億バーツは各支店に配分し、バンコク支店には39億バーツ、その他の地方支店には53憶バーツを用意する。
カシコン・バンクの支店は全国に813店舗で、約9100台のK-ATMには180億バーツを確保。バンコクのATMには75億バーツ、地方のATMには105億バーツを準備する。
バンコク・バンク(BBL)は約400億バーツ、アユタヤ・バンク(BAY)は2月5~11日の期間に102億5400万バーツの予備現金を確保。BAYは全国ATM(5621台)に62億700万バーツ、550支店に40億4700万バーツを準備している(ATM・支店数は2023年12月31日時点)。