タイ観光・スポーツ省は、中国旧正月(2月8~16日)の期間中、タイを訪れる外国人旅行者数を約100万人と予測している。中華圏である中国・香港・台湾からの旅行者数は、前年比137%増の19万5825人。コロナ渦前の2019年比では、56%の回復に留まっている。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
タイ政府観光庁によると、期間中の総観光収入は、前年比29%増の343億9000万バーツ。
外国人旅行者数は、同34%増の99万5000人、観光収入は同36%増の283億9000万バーツの見込み。国内の中華系タイ人旅行者数は、同10%増の200万人、観光収入は6%増の60億バーツと予測している。
ビザ免除措置や旧正月関連イベント、航空機便の増加がプラス要因となった。中華圏では、インターネットのタイ関連検索の回数が増加。タイ旅行のチケット予約も増えているという。
中華圏からの旅行者のうち、中国人は前年比335%増の15万295人の見込み。コロナ渦前の2019年比では50%に留まっている。
一方、香港人は前年比4%減の2万2830人(2019年比22%減)。台湾人は前年比6%減の2万2700人(2019年比11%増)。
期間中の中国・香港・台湾からの観光収入は、前年比157%増の114億400万バーツ(2019年比30%減)。旅行者1人当たりの観光収入は、前年比8%増の5万8236バーツと予測(2019年比25%増)している。
旅行者の消費行動は変化しており、特に中国人旅行者は個人旅行が増加。高級ホテルへの宿泊も増えているという。
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