パナソニックホールディングスの子会社で、電子部品製造を手掛けるパナソニックインダストリーは12日、電子材料の52品番で、米国の第三者安全科学機関の認証取得に関し、複数の不正行為があったと発表した。タイのアユタヤ工場で製造する製品も含まれている。
同社によると、不正があったのは、成形材料と封止材料、電子回路基板材料52品番の認証登録。アユタヤ工場で製造した電子回路基板材料の2品番は、認証時と異なる配合の製品を、登録品番を変えずに生産・販売。1品番については、「耐トラッキング性」の数値も未達成だった。定期監査では、不合格を回避するため、登録された配合と異なるサンプルを作成し、提出していたという。
不正は1980年代から続いていた。アユタヤ工場の他に、四日市や郡山、上海などの製造拠点でも不正があった。
同社は、現時点で、認証不正があった製品が原因となる不具合はないと説明。社外有識者によると外部調査委員会を設置し、原因究明と再発防止を進めるという。