和牛の輸出販売などを手掛けるスタートアップ企業MTJ(福岡県北九州市/東京都港区)は8日、和牛の世界販売・認知拡大を目指し、タイにグループ会社「ワールド・ワイド・ワギュウ(World Wide Wagyu)」を設立したと発表した。
創立日は9月15日。オフィスはバンコク都ワッタナー区スクンビット・ソイ21に開設した。九州産黒毛和牛を中心に、ハラール認証を取得している和牛も取り扱う。
日本でプロデュースしたフードイベントの実績を活かしたイベント企画や、日本国内の食品・飲料などの海外輸出のコーディネート、企業の海外進出コンサルティングサービスも手掛ける。
南アジア各国の企業と提携し、中国禁輸でフードロスが問題となっている、国産ホタテの販売も進める。
MTJ代表取締役の山重柾人氏は「日本の『もったいない』を世界に届けるため、今後5年間で、和牛と日本食の輸出事業を拡大する。コンテンツ開発・企画を強化し、日本の食文化の発展に貢献したい」とコメントしている。