野村不動産(東京都新宿区)はこのほど、タイ現地法人を通じ、タイ大手不動産オリジン社の子会社であるオリジンNW社と、タイ東部臨海地域の経済特区「東部経済回廊(EEC)」内のチョンブリ県バンセンエリアで、コンドミニアム事業2案件に参画したと発表した。同社がEECで事業参加するのは初めて。
野村不動産によると、参画するのは高層コンドミニアムの「オリジン・プレイ・バンセン」と、低層コンドミニアム「オリジン・プレイス・バンセン」の2件。同社のオリジン社との共同事業は累計24案件。
「オリジン・プレイ・バンセン」は敷地面積3084平方メートル。1棟構成の地上32階建てで、総戸数は491戸。高層コンドミニアムの特徴を活かし、プールやフィットネスジム、コワーキングスペース、パーティールームなどの共用部を最上階に設置する。2022年10月から販売を開始している。
「オリジン・プレイス・バンセン」は敷地面積4723平方メートル。2棟構成の地上8階建てで、総戸数は429戸。プールやコワーキングスペースのほか、サウナやジャグジーなどウェルネス系の施設を併設している。10月から販売予定。
バンセンエリアはチョンブリ県の中心地。バンコク中心地区に繋がる幹線道路のスクンビット通りや人気観光地のバンセンビーチに繋がるロングハッドバンセン通り、ブラパ大学、商業モール・水族館などがあり、人口増加が進んでいる。