タイ小売最大手セントラル・グループの小売子会社であるセントラル・リテール・コーポレーション(CRC)のヨン最高経営責任者(CEO)は、1~3月期の業績を発表し、売上高は前年同期比12%増の632憶バーツ、EBITDAは同24%増の81億7900万バーツ、純利益は同75%増の23億1200万バーツで、好調なスタートだったと述べた。バンコクビズが16日伝えた。
小売り事業はコロナ渦の落ち込みから順調に回復しており、1~3月期は衣料品の売上げが30%成長、食品は9%伸びたという。CRCは今後、慎重な投資の下で持続的に事業拡大を図る。2023年末までの総収益は、目標より12~15%増加する見込み。
1~3月期に顕著な成長があった事業グループは、セントラル・デパートとロビンソン・デパートだった。特に観光地にある店舗では、観光客向けの売り上げが前年同期比200%増加。コロナ渦前の2019年同期比で16%増だった。
現在、セントラルとロビンソンはタイ全土で75店を展開しており、2店舗を追加で出店する予定だという。