独自の観光コンテンツの開発・提供を手がけているFun Group(東京、代表取締役 三木 健司)はこのほど、タイの旅行会社「Bigcountry Experience Co., Ltd.」のタイ人スタッフを日本に招き、観光地や文化体験を紹介するなど独自のツアーを行った。訪日旅行の水際対策が緩和されたことから、アジア圏の富裕層向けツアーに付加価値の高い旅行を企画提案したい考え。
日本を訪れたタイ人スタッフらは、訪日タイ人観光客に人気のある富士山を訪問。5合目までの登山や公園の散策、お茶体験を楽しんだ。続いて東京都の祥雲寺で生花など日本文化を体験。祥雲寺はお茶講座や坐禅体験もできる地元住民を中心に人気の寺で、外国人観光客は比較的少ないことから、タイ人スタッフは「有名観光地とはまた異なるローカルな日本の魅力を知ることができた」と評価した。
Fun Groupによると「外国語の看板が充実している日本は、簡単な英語でコミュニケーションが取れる」とコロナ以前からタイ人観光客に人気の旅行先だという。また一度の旅行で約45万円前後を消費する旅行客が多く、旅行の内容によっては100万円以上を消費する可能性もあるという。
同社はヘリコプターを移動手段にするツアーや、有名アーティストを講師に招くアート体験など、富裕層向けの観光コンテンツを企画し、現地の旅行会社と連携していきたいと考え。