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　オリンパスは、内視鏡のトレーニングセンター「タイ－トレーニング＆エデュケーション・センター（Ｔ－ＴＥＣ）」をバンコク都内に設立すると発表した。本格稼働は今月２８日から。

　経済が急速に発展する新興国では、患者の生活の質（ＱＯＬ）の向上が求められており、内視鏡による早期診断、低侵襲治療の需要が高まっているものの、東南アジアの多くの国では、内視鏡医、腹腔鏡等で手術を行う外科医が不足、また医療技術の向上の余地があるなど課題が多いそう。

　今回、同地域での医療従事者に向けた教育やトレーニングの場を提供することで、東南アジア諸国での消化器内視鏡や外科内視鏡に関連する知識や診断・治療などの医療技術基盤の強化に貢献するため設立された。

　この施設は、敷地面積４８００平方メートル。２０１４年４月に竣工、今月２８日に本格稼働する。総工費は１６億８０００万円。