中国と東南アジア各国で紛争が続いている南シナ海の領土問題だが、タイはこの問題に巻き込まれていないことから、それほど大きな話題にはなっていないものの、ネット上では少し議論されていたので紹介する。
タイで人気の掲示板パンティップで立ち上げられたトピック「パラセル諸島(西沙諸島)とスプラトリー諸島(南沙諸島)はどの国に属するべきか」で、タイ人ネットユーザーの投稿では、
「パラセル諸島は中国、スプラトリー諸島はフィリピン」
「パラセル諸島は中国領としても、スプラトリー諸島は(中国領では)ないわ」
といったパラセル諸島は中国領と認めたとしても、スプラトリー諸島はさすがに中国領というのは無理があると意見が多かった。
また
「スプラトリー諸島も中国のものなら、フィリピンとマレーシアもおまけとしてあげるべき」
と言った書き込みも見られた。
タイ人ネットユーザーは、全体的に中国に対して批判的な意見のようだ。
タイはこの問題には巻き込まれていないものの、カンボジアとカオプラウィハーン(プレア・ビヒア)周辺の国境問題を抱えている。