バンコク都内トンロー地区で日本人向けに寸借詐欺を働いていたタイ人のオカマ(36)が逮捕されたものの、先日保釈されて以降、再び詐欺事件が多発していることを受け在タイ日本大使館より注意喚起が行われています。
以下在タイ日本大使館より転載
自称シンガポール人女性による詐欺事案発生に関する再注意喚起
(2011年7月13日)
5月に当館から注意喚起を行いましたバンコク都内での『邦人を狙った自称シンガポール人女性による詐欺事案』が6月下旬以降再発しています。同事件の犯人と思われる人物(女性になりすましたタイ人男性(36歳))は、6月15日に当地観光警察により一旦、逮捕されましたが、その後の司法手続きにおいて同犯人は保釈されています。この状況から、当館より観光警察に対し、再度の捜査依頼は行っていますが、以下のとおり手口等を再度お知らせしますので、十分に注意して下さい。
1.事案発生時間帯及び場所
(1)時間帯~主に夜間
(2)場 所~スクムウィット地区及びラマ4世通り界隈
2.手口
(1)声掛け方法
突然路上にて、自称シンガポール人女性(他のアジアの国籍を称する可能性もあり)に英語で声を掛けられ、『パスポートを含めお金を全て盗られた。親から海外送金して貰う予定である。貴方が持っているクレジットカード口座に振り込むので、カード番号を教えて欲しい。』と頼まれる。
(2)お金の引き出し方法
女性が、聞き出したカード番号をどこかに連絡をし、その後、ATMまで連れて行かれ、入金は既にされていると説明を受け、10万バーツ程の引き出しを頼まれる(実はカードを使ってキャッシングをしているだけ)。
(3)事案発覚状況
後日、不審に思いカード会社に連絡し、女性が説明した入金事実が無いことを知り、騙されたことに気付く。
(4)参考事項
犯人は、主に単独で行っているようで、主に単独で歩いている邦人を狙って詐欺を働いている。今後、他の地区でも同様の被害が発生する可能性もある。
(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511