サマック首相の経済顧問であるナロンチャイ氏は、本日(4日)の臨時閣僚会議で現政権の信を問うため国民投票を行うことに基本合意したことについて、非常事態であるため時間のかかる方法を避けるべきだと発言した。現在民主主義市民連合(PAD)が現政権に退陣を求めて、首相官邸を占拠しでも集会を行っているが、この国民投票結果が出るまで待っていたら、長期化することは間違いないため、経済に大打撃を与えると同氏はみている。
そのため同氏は、現在の政治情勢を以前起きたSERS(重症急性呼吸器症候群)に例え、同病気は経済と同じように治療期間が長い。そのため被害を拡大させないため、早急な対策をする必要があることから、非常事態だとしても同首相自身で解決すべきだと述べた。
現在同氏は経済顧問である職を休職している。それはサマック首相から政治情勢にばかり目を向け、経済問題に関するアドバイスを求めなくなったためだという。