最高裁判所は東北部ブリラム県第三選挙区の元民主党議員チャイワット氏が、昨年の下院総選挙で第一政党となった国民の力党を訴えていた裁判が、18日判決が下される。この裁判の結果で国民の力党への解党命令が出てきた場合、タイの政局の混乱を懸念されている。
・タクシン元首相のタイ愛国党と、現第一政党の国民の力党は実質同一政党のため、昨年の裁判所の解党命令に違反している。
・国民の力党の党首サマック氏は、タクシン氏の代理だと公言しているため、以前裁判でタクシン氏に下された5年間参政権停止判決に抵触している。
・選挙期間中に配布されたVCDは選挙関連法に抵触している。
・12月15日、16日に行なわれた不在者投票で、23日に投票できない理由が曖昧であるにも関わらず、投票を認めたことがあったため、不在者投票自体が違法である。
という4点について審議されていた。