21日、豪雨の影響でタイ北部の各県では河川の氾濫や洪水、土砂崩れが発生している。メーサリアンとチェンマイを結ぶ主要道路も土砂崩れで寸断し、車両約100台が立ち往生。ターク県やスコータイ県でも洪水が発生している。
タイラットなどの報道によると、メーホンソーン県では、バーン・フアイ・クン検問所近くのメーライヌア寺院入り口付近で大規模な土砂崩れが発生。メーサリアンとチェンマイを結ぶ主要道路の国道108号線を倒壊した電柱や瓦礫が寸断し、車両約100台が立ち往生した。救助隊と道路管理当局が、重機を派遣して瓦礫の撤去に当たっている。
県災害予防軽減事務所は、メーソート郡とメーラマート郡を流れるメーイ川が堤防を越えて氾濫し、水位の上昇が続いているとして、最高レベルの警戒を発令。流域の住民に避難を呼びかけている。21日午前4時頃から浸水が始まり、現在も洪水が続いている。
市内では、浸水を防ぐために商店が土嚢を用意。浸水の影響で車両が通行できない地域もあるが、交通状況は概ね通常通りだという。メーソート川の水位は20メートル。
隣県のスコータイ県でも洪水被害が拡大している。地理情報・宇宙技術開発庁(GISTDA)の衛星データによると、20日午後3時33分時点で、洪水リスクが「非常に高い(レッドゾーン)」地域が拡大。スコータイ市や複数地域がレッドゾーンになっている。
特に注意が必要な地域は、県北部(シーサッチャナーライ郡とサワンカローク群)からスコータイ市まで。さらにコンクライラート郡まで続いている。ピッサヌローク県は、プロムピラーム郡と周辺地域を中心に、ほぼ全域がレッドゾーン。ウッタラディット県の下流域とピチット県の上流域もレッドゾーンやイエローゾーンが広がり始めている。