タイ地元紙によると、タイ中部チョンブリー県サッタヒーブ郡で27日午後8時頃、一夫多妻の夫に嫌気がさし、海に投身自殺を図ろうとしていたタイ人女性が救助隊員に救助された。夫がこの女性を助けようと海に飛び込んだが、力尽きて海に浮かんでいたという。幸いどちらとも怪我はなかったとのことだ。
この女性によると、バイクタクシーを仕事とする夫と本妻と3人で一夫多妻制ともいえる関係を築きながら生活していたという。
この本妻と女性は友人のような関係であり、夫と本妻と共に仲良く一つ屋根の下で暮らしていたが、この夫が3人目となる新しい愛人を作ってしまい、この愛人と同じ屋根の下で生活をしたいと夫が話を切り出してきたことで、この女性はこの生活に嫌気がさしてしまったというのだ。
だが夫はこの愛人との共同生活を諦めきれず、本妻に説得するよう託し、3人でこの問題を浜辺で話していたところ、女性が受け入れられないといって急に自殺を図ったとのことだ。
ただしタイでは重婚は認められておらず、実際には一夫多妻制は禁じられている。