タイ国鉄(SRT)は、レッドラインの郊外延伸工事の入札を開始した。予算は200億バーツ。
マティチョンなどの報道によると、SRTのアナン副総裁は、レッドライン郊外鉄道2路線の延伸工事について、電子入札システムによる入札募集を開始したと明らかにした。入札書類のダウンロードは28日まで。入札は、政府の電子プラットフォームを通じて29日午前9時~正午までに提出する。
延伸2路線は、ダークレッドラインのランシット~タマサート大学ランシットキャンパス(総距離8.84キロメートル)と、ライトレッドラインのシリラート~タリンチャン~サーラーヤー(総距離20.5キロメートル)。
電子入札の参考価格は、総額207億9000バーツ。ダークレッドライン区間は60億6496万バーツ。ライトレッドライン区間は147億2970万バーツ。
入札後、2026年2月に契約を締結し、3月に着工許可書を発行。2029年2月の完成と3月のオープンを目指す。
ダークレッドライン延伸区間は全線地上。線路2本と4駅(クローンヌン駅、クルンテープ大学駅、チエンラーク駅、タンマサート大学駅)を新設する。工期は36カ月間。約14ライ(約15.4ヘクタール)の土地収用が必要。関連法令は2026年初頭に発布予定。
ライトレッドライン延伸区間は、高架区間と地上区間がある。3駅(ラーマ6世橋駅、バーングルアイ~エガット駅、バーンチムプリー駅)を新設する。土地収用は不要。工期は36カ月間。