最新の世論調査によると、現時点でタイ東北部(イーサン)の住民は、首相候補としてアヌティン・チャーンウィラクン首相兼内務大臣と、人民党のナッタポン・ルアンパンヤーウット党首、チャッチャート・シッティパン現バンコク都知事への支持が高いことが分かった。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、コンケーン大学経済学部の世論調査イーサンポールは、「2025年第3四半期イーサン世帯経済状況指数・2025年第4四半期予測」を実施。
調査によると、2025年7~9月の東北地方家計経済状況指数は、100点満点中32.7点と低水準で、18四半期連続で40点を下回った。第4四半期予測では32点で、回復の兆しは見られなかった。
また、イーサンの住民が首相就任を望んでいる3人は、アヌティン首相、人民党のナッタポン党首、バンコク都知事のチャッチャート氏だった。
1位:アヌティン・チャーンウィラクン首相(24.3%)、2位:ナッタポン・ルアンパンヤーウット人民党党首(22.8%)、3位:チャッチャート・シッティパン都知事(19.1%)、4位:タイ貢献党のナッタポン・クナゴラウォン氏、5位:タイ貢献党のヨッチャナン・ウォンサワット氏(6.6%)、6位:スダーラット・ゲーユラーパン氏(6.3%)、7位:民主党のアピシット氏(2.9%)、8位:プラウィット大将(2.3%)、9位:ナルモン・ピンヨーシンワット氏(2.2%)、10位:ピーラパン・サーリーラッタウィパーク氏(1.7%)、11位:ワラウット・シンラパアーチャー氏(0.9%)、12位:スチャッチャウィー・スワンサワット氏。
最大野党の人民党には、旧前進党のピター・リムジャロェーンラット元党首に匹敵する首相候補者がいないため、アヌティン氏への支持率が人民党党首より高くなっていると指摘。
一方で、タイ貢献党は明確な首相候補を擁立しておらず、支持者の票がアヌティン氏に流れたと見られる。チャッチャート氏の人気は非常に高く、いずれの政党が擁立しても選挙で有利になると分析している。