ボウォーンサック・ウワンノー副首相は29日、憲法改正プロセスについて説明し、次回の総選挙では国会議員選出に加え、2つの国民投票を実施すると明らかにした。
マティチョンなどの報道によると、有権者1人に4枚の投票用紙を配布。1枚目は選挙区議員の選出、2枚目は政党名簿議員の選出、3枚目は憲法改正に関する国民投票、4枚名はカンボジアとの覚書(MOU)の破棄に関する国民投票。
ボウォーンサック副首相は下院議会で、政府は憲法改正のための国民投票の実施を支持し、憲法改正プロセスに国民の参加を促すと強調した。
覚書の破棄を巡っては、領土権やエネルギー利権への潜在的な影響から、全国的な議論が巻き起こっている。ボウォーンサック副首相は、覚書の重要性を考慮すれば、暫定政権が一方的に決定すべきではないと強調。国民の同意が必要だと話した。