タイ陸軍は18日から3日間、8カ国14人からなる暫定監視チーム(Interim Observer Team:IOT)をタイ・カンボジア国境のチョンアンマやカンタララック、パノムドンラックなどへ案内し、地雷による被害者やカンボジアによる停戦協定違反に関する情報収集を実施する。
カオソッドなどの報道によると、タイ陸軍司令部は、ブルネイ、マレーシア、ラオス、インドネシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、ベトナムの駐在武官らIOTを第2軍管区に派遣すると発表。
IOTは18日、バンコクから東北部ウボンラーチャターニー県の軍事施設へ向かい、15時15分から説明を受ける。
19日に同県ナムユーン群チョンアンマを訪問。その後、シーサケート県カンタララック郡へ移動し、停戦協定違反について説明を受ける。午後にプーマクア付近の基地を訪問し、地雷処理犯の活動を視察。
20日はカンボジア人捕虜を訪問した後、カンボジアによる砲撃被害を受けたスリン県のパノムドンラック病院を訪れるなど、BM21ロケット弾による被害地域を巡回する。その後、兵士が地雷を踏んだ現場を視察する予定。