カンボジア国境で活動中の救助隊員は7月31日、無人航空機(ドローン)がタイ東北部ブリーラム県の病院上空を飛行しているのを目撃した。タイ民間航空局(CAAT)は治安対策のため、7月30日から8月15日まで、ドローンの飛行を全国で禁止している。
マティチョンの報道によると、現場は同県のチャルームプラキアット病院の上空。31日午後11時頃、同県チャルームプラキアット群の救助隊員約10人が、同病院前で待機していたところ、病院の上空に光を発見。スマートフォンで撮影し、動画をSNSに投稿した。
救助隊員らは、近くに停車していたバンに駆け寄り、ドローンの持ち主なのか尋ねようとしたところ、車内には3~4人が乗車し、何かを操作していたという。行き先を尋ねると、サケーオへ行くと答えたが、タイ語があまり話せない様子で、そのまま走り去った。隊員らは追跡を試みたが、見失ったという。
隊員らは、「カンボジアの偵察ドローンではないか」と話している。
また、バーンタコ、バーンヤーイカム、タラードターペック、バーンチャルーンスックでもドローンの目撃情報があった。