タイ商務省が発表した貿易収支統計によると、2025年1月の輸出額は前年同月比13.6%増の252億7700万ドル(8623億6700万バーツ)で、7カ月連続上昇した。貿易相手国の継続的な経済成長が要因。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、輸入額は同7.9%増の271億5720万ドル(9381億1200万バーツ)。貿易収支は18億8020万ドル(757億4600万バーツ)の赤字。石油関連製品・金・武器を除く実物部門は同11.4%増。
同省貿易政策・戦略事務局(TPSO)のプーンポン局長は、インフレ率が目標範囲へ回復し、生産部門が拡大していると述べ、国際通貨基金(IMF)の世界経済予測3.3%増と一致しているとした。
農産物・農工業製品の輸出額は同0.1%増。農産物3%増、農工業製品2.2%減。ゴム(45.5%増)、生鮮・冷凍・加工鶏肉(12.3%増)、魚介加工品・缶詰(11.8%増)、ペットフード(13%増)、小麦製品・調理済み食品(19.5%増)、果物加工品・缶詰(13.4%増)などが上昇した。
コメ(32.4%減)、生鮮・冷凍・冷蔵・乾燥果物(11%減)、キャッサバ(7.9%減)、飲料(16%減)、野菜加工品・缶詰(13.3%減)などは減少した。
工業製品の輸出額は同17%増。パソコンなどの主力製品が45%増加した。宝石・アクセサリーは148.8%増。
第1四半期の輸出は好調に拡大する見込み。同省は平均輸出額を250~280億ドル、輸出を2~3%拡大と予測している。