タイ商務省外国貿易局(DFT)は、3月11~14日に東京で開催されるアジア最大級の国際食品・飲料見本市FOODEX JAPAN 2025でタイ産米のプロモーションをする予定だ。日本ではコメの供給不足が続き、価格が高騰。タイ産米の対日輸出を拡大する重要な機会となる。
タイランド・プラスの報道によると、同局のアーラダー局長は、タイ産米の対日輸出を促進するため、見本市に参加すると述べた。主にジャスミンライスやライスベリーなど良質な特別米を紹介し、日本の消費者への認知度を高める狙い。
同局長は、コメ貿易において日本はタイの重要なパートナーだとし、常にタイ産米の輸出市場トップ10位以内に位置していると説明。対日コメ輸出は年間約30万トンで、日本の輸入米市場の43%を占めているとした。
日本は昨年、干ばつの影響でコメの収穫量が減少。旅行者による外食需要も増加しているため、コメの供給不足と価格高騰に直面している。昨年12月の日本の平均コメ価格は1キログラム当たり2.65ドルで、前年同月比60%上昇した。
同見本市の開催は50回目。約8万人超の各国輸入業者や販売代表者が訪れる。