タイ北部チェンマイで5日夜、ピン川が氾濫し、各地で浸水被害が発生。救助活動が続いている。タイ国鉄(SRT)は北部線12路線の運行を臨時変更。チェンマイ国際空港は通常通り運航中だが、空港には慎重なアクセスが必要だ。
マティチョンなど現地報道によると、5日午後3時頃、ピン川の水位は史上最高の5.29メートルに達した。水位は同日午前4時に5.15メートル、6日午前8時に5メートルを記録している。
チェンマイ市街のナイトバザールやチャンクラン通り、カドゥルアン市場も激しい濁流に見舞われ冠水。救助隊は、寝たきりの高齢者や子どもを含む数千人が食料と避難を必要としていると推定している。
チェンマイ空港に続くマヒドン道路も浸水。タイ政府広報局は、空港に向かう乗客は慎重にルートを検討し、遅延を避けるため2~3時間の余裕を持って行動するよう呼び掛けている。
またSRTは特別特急電車の7・8・9・10・13・14番、特急電車の51・52番、快速電車の109・102番のルートを変更する。チェンマイ行きローカル電車の407・408号はバンコク~ランパーン間のみで運行。チェンマイ~ナコーンランパーン間は無料シャトルバスを運行する。