タイ災害防止軽減局は、バンコク都と北部・中部10都県の川沿いの地域に対し、28日からチャオプラヤー川の氾濫に備えるよう勧告している。
公共放送PBSなど現地報道によると、王立灌漑局はチャオプラヤーダムの放水量を毎秒2000立方メートルに増やす予定。タイ北部地域で続いている大雨の影響で、チャオプラヤー川上流(ナコーンサワン県)の水量が急増。ムアンナコンサワン郡のC.2観測ポイントの水量は28日、毎秒約2000~2100立方メートルになる見込み。
対象の11都県は、バンコク、ウタイターニー、チャイナート、シンブリー、アーントーン、スパンブリー、アユタヤ、ロッブリー、パトゥムターニー、ノンタブリー、サムットプラーカーン。
各自治体は担当地域の堤防を点検し、洪水発生に備えて人員と資機材を待機させるよう指示を受けたという。