タイ気象局は4日、南シナ海北部にある熱帯低気圧が、午前10時には台風「ヤギ」へと発達し、4~8日にかけてタイの一部に大雨をもたらすと警告している。河口や水路、低地では洪水や河川の増水に警戒が必要だ。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、台風「ヤギ」の中心風速は時速130キロメートルで、北西に向けて移動中。6~7日にはベトナム北部に上陸し、その後勢力を弱める見込み。
同局のタナシット副局長は、台風の影響で7~8日、タイ北部と東北部には大雨と暴風が予想されると述べ、水害に注意するよう警告した。また小型船は8日まで、アンダマン海とタイ湾北部に上陸するよう呼び掛けた。
バンコク首都圏は5~7日、地域全体の60~80%で雷雨となり、一部は大雨が降る見込み。西南の風は時速10~25キロメートル。8~10日は地域全体の40~60%で雷雨が発生。西南の風は時速10~20キロメートル。最低温度は24~27度、最高温度は30~35度。