米世論調査会社のギャラップが公表した2023年の世界リスク世論調査によると、東南アジア8カ国の災害対応ランキングで、フィリピンが1位となった。ベトナム、カンボジアに続き、タイは4位だった。
マティチョンの報道によると、同社は調査報告書の中で、東南アジアが過去5年間に頻繁な地震や水害を経験していると述べ、特にフィリピンは世界で最も災害に見舞われた国とした。
東南アジアの中で災害対応に優れている国は、1位:フィリピン(84%)、2位:ベトナム(83%)、3位:カンボジア(82%)、4位:タイ(67%)。いずれの国も世界平均値の38%を上回った。
また報告書によると、一般的に裕福な国は、災害対応計画や実行力の点で優れたパフォーマンスを示すが、研究の結果、資源や資産が少ない国でも、効果的に早期警報システムを使用できるという。
近年、東南アジアの災害に対する備えは進歩。アセアンも災害リスクの軽減に重要な役割を担っている。
災害前にソーシャルメディアや政府、ラジオ、テレビ、新聞などの媒体から情報を得ている東南アジア諸国のランキング調査では、ベトナム99%、フィリピン92%、ミャンマー81%、タイ80%、カンボジア80%、ラオス74%、マレーシア61%、インドネシア52%で、多くの国が世界平均の70%を上回っている。