タイ国内で営業する無登録の外国人マッサージ師の増加について、タイ式マッサージ保存協会は2日、保健省に調査を求める嘆願書を提出した。
カオソッドなど現地報道によると、同協会のピタック会長はソムサック保健大臣氏と面会し、無登録の外国人マッサージ師が業界に及ぼす影響と、タイ文化遺産の保護に対する懸念を表明した。
タイの法律では、外国人が伝統的なタイ式マッサージ師として働くことを禁止しているが、厳格に守られていない。ピタック会長は、バンコクだけで外国人マッサージ師が5万人いると推定。タイ人マッサージ師の仕事を奪っていると述べた。
また同協会は、タイ式マッサージ師の登録手続きの簡素化も求めた。手続きが複雑で、マッサージ師の資格を持つタイ人が登録を躊躇する状態だという。
ソムサック保健相は、政府と同省がタイ式マッサージをタイのソフトパワーとして推進する方針で、マッサージ師の技術向上や、より専門性の高いマッサージ師登録などの改善が必要だとした。
また同協会は、違法な性的サービスを提供するタイ式マッサージ店を問題視。タイ式マッサージのイメージを傷つけるビジネスの根絶に向け、政府に対し、違反者への厳しい罰則や規制を求めている。
同省の伝統代替医療開発局のタウィシン局長は、登録手続きの合理化に取り組んでいると述べ、合法に営業しているタイ式マッサージ店は現在わずか25%だと指摘した。