旅行・レジャー予約サイトのクルックは29日、旅好きの国内ユーザー3957人を対象に実施した、「2024年夏の旅行動向に関する調査」の結果を発表した。回答者の8割以上が今夏の旅行を予定。タイは旅行先の3位に選ばれた。
同社によると、行き先は海外が72.4%、国内が27.6%。海外旅行は昨年比15%以上増加した。
海外旅行先の国・地域別では、1位:韓国(22.8%)、2位:台湾(13%)、3位:タイ(12.7%)、4位:ベトナム(6.9%)、5位:その他(6.4%)、6位:シンガポール(5.8%)、7位:香港(5.4%)、8位:インドネシア(5.3%)、9位:マレーシア(4.2%)、10位:アメリカ本土(2.8%)。
旅行予算は、「増えた」が国内旅行で20.4%、海外旅行で34.2%だった。国内旅行は「5万円~10万円未満」が33.8%と最も多く、次いで「3万円~5万円未満」が22.1%、「10万円~15万円未満」が15.5%だった。海外旅行は「30万円以上」が27.5%と最も多く、次いで「5万円~10万円未満」が19.8%、「10万円~15万円未満」が18.6%で、予算の二極化が顕著だった。
また、「今年の夏の旅行先決めに影響している社会的要因」については、、「社会的な要因は影響しない(自分の行きたいところにした)」と回答した人が過半数を占め、大半の旅行者が社会的な要因を気にせず、自由に旅行したい場所に旅行する予定だと分かった。
一方で、影響を受けている社会的要因として最も回答が多かったのは「円安」で36.6%だった。「円安の中での旅行の工夫」については、「ずらし旅」「マイルやポイントを活用」「円安の影響を受けにくい旅行先に変える」などが多く、「飲食物を日本から持参する」「旅行サイトのキャンペーンを利用する」といった工夫も一部あった。
調査は7月8日から7月15日に実施した。