ある女子児童が、1歳の妹を左腕に抱きながら授業を受け、右手で練習帳に書き込む-。姉として奮闘する小学5年生の動画を教師が投稿し、タイで話題となっている。ネット上では支援や励ましの声が溢れた。
カオソッドの報道によると、動画は、中部プラーチーンブリー県のバーンクローンゲームチャム学校の教師で、TikTokユーザーのyingggzzさんが投稿。Yingggzzさんによると、女子児童は一家の長女で、急用で出掛けた母親の代わりに妹の世話をする必要があった。児童は学校を休みたくなかったため、妹を連れて登校。世話をしながら授業を受けたという。
yingggzzさんは、「私はいつも、授業を欠席しないよう児童に伝えています。この子は本当にその通りに実行して妹と学校に来ました。妹が大人しくしていたのは幸いでした」とコメントしている。動画には、落ち着いてた様子で姉を見上げながらミルクを飲んでいる妹が映っている。
公共放送PBSの報道によると、ネット上では支援や励ましの言葉が殺到。「彼女は片手で書きながら、片方の手で妹を抱えていて、とてもタフだ」との声も。妹の授業参加を許可することで、児童への共感を示した教師を称賛するコメントもあった。