タイ首相府のチャイ・ワチャロン報道官は10日、セター・タビシン首相が5月22日から24日に、日本を訪問すると発表した。東京で開かれる日経フォーラム第29回「アジアの未来」に参加する。
マティチョンの報道によると、セター首相は関係者と共に、15~16日にフランス・パリを訪問。タイ仏ビジネス円卓フォーラムに参加する。17~21日にはイタリアのミラノとローマを訪れる予定。
セター首相はその後、日本を訪問し、国際会議である日経フォーラムに参加。日本の投資家の信頼を獲得し、タイへの更なる投資を促す意向。
同フォーラムを主催する日本経済新聞社によると、今年のテーマは「揺れる世界とアジアのリーダーシップ」。セター首相は24日午前に登壇する。
セター首相のフランス訪問は、3月の正式訪問以来。マクロン大統領と会談し、防衛産業とソフトパワーについて協議する。
イタリアではジョルジャ・メローニ首相と会談し、再生可能エネルギーやスポーツツーリズム、医学・製薬、防衛分野での協力強化を目指す。またヨーロッパの地理的表示保護制度(GI)登録産品に関する専門知識について情報交換する予定。