タイ不動産情報センター(REIC)が発表した、バンコク首都圏で2024年第1四半期に販売可能な新築低層住宅の価格指数は131.5ポイントで、前年同期比2.5%上昇した。コンドミニアムの価格指数は155.0ポイントで、同0.2%増。低層住宅指数の上昇は5四半期連続。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、同センターのウィチャイ氏は、価格指数の上昇について、建築資材や人件費の価格高騰でコストが増加したことが要因だと述べた。2022年から2023年にかけて開始したプロジェクトが、特に上昇幅が顕著だという。
価格指数の前年比上昇率が大きかった地域は、近隣3県のノンタブリー、パトゥムターニー、サムットプラーカーン。一戸建て住宅が134.5ポイントで、前年同期比3.9%上昇した。バンコクは同1.8%増の128.3ポイント。
近隣3県の価格指数上昇は、2022第2四半期から8四半期連続。一戸建て住宅の増加が大きかった地域は、サムットプラーカーンのバーンプリー、バンボー、バーンサオトンで、販売単価は500~750万バーツ。
2位はパトゥムターニーのラムルッカ、クロンルワン、タンヤブリ、ノーンスアで、販売単価は300~500万バーツ。3位はパトゥムターニーのラートルムケーオ、サームコークで、単価は1000万バーツ以上だった。