タイ国政府観光庁(TAT)は4日、年末に発行予定の「ミシュランガイド・タイランド2025」(第8版)の対象範囲を、東部チョンブリー県まで拡大すると発表した。
TATのターパニー総裁は「チョンブリーへの対象範囲拡大は、県と国の両方に利益をもたらすと確信している。郷土料理の市場価値を高め、地元コミュニティーに収入をもたらし、国の経済成長を刺激する」と述べた。
チョンブリー県は国内外の旅行者に人気の観光地。バンセーン・ビーチやパタヤ、ラン島などの有名ビーチがある。
ミシュランガイド国際ディレクターのグウェンダル・プーレネック氏は、「チョンブリーには、新鮮なシーフードやユニークな地元料理、海辺での食事体験も大きな特徴で、チョンブリーを活気のある観光地にしている。私たちの検査チームは、そのグルメシーンを探索するのが待ちきれない」と述べた。
ミシュランガイド・タイランドは2017年、バンコク周辺県を対象に2018年版を発行。2019年版はプーケット島とパンガー、2020年版はチェンマイ、2022年版はアユタヤ、2023年版はイサーン(ナコーンラチャシーマー、コーンケーン、ウボンラチャターニー、ウドンターニー)、2024年版はサムイ島とスラートターニーを調査地域に追加していた。