タイ北部チェンマイ県は22日、旧正月であるソンクラーン祭りのイベントを、チェンマイ市内と25郡で4月7日から17日に開催すると発表した。期間中のホテル稼働率は7割まで上昇し、200億バーツの観光収入が見込まれているという。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、同県のウィラポン副知事は、今年のソンクラーン祭りに関する声明を発表した。副知事は、ソンクラーン祭りでは、700年以上の歴史を持つラーンナー文化の保存と継承に重点を置くと述べた。
また今年はユネスコによるソンクラーンの世界無形文化遺産への登録決定後、初めてのソンクラーンとなり、より特別なものになると語った。
タイ北部ホテル協会のパイサーン会長によると、ソンクラーン期間のホテル予約率は約70%(四~五つ星ホテル)。外国人旅行者からの予約が多く、欧州と米国が50%以上を占め、残りはアジア人旅行者だという。平均宿泊日数は3~5泊。
また一部のホテルでは、80~100部屋の大規模な団体予約が入っている一方で、タイ人の予約は比較的少ないことが分かった。タイ人旅行者は、旅行の直前に予約を決める傾向があり、ソンクラーン期間中は、多くのタイ人旅行者で三つ星以下のホテルが埋まると予測している。
全国のソンクラーン祭りの開催期間を延長する政府の方針は、経済に好影響を与えることが期待されている。期間中のチェンマイの観光収入は約200億バーツになる見込み。