タイの旧正月ソンクラーン期間中の4月12~16日、南部の観光地プーケットのホテル予約率は約80%まで上昇し、観光収入は70億バーツ以上の見込みだ。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
タイ国政府観光局プーケット支部のラートチャイ所長は20日、ソンクラーン期間中のプーケットは活気に溢れると述べた。県内観光地にあるホテル2069件(客室1万1427室)のうち、約3割に尋ねたところ、宿泊率は78.56%、平均宿泊日数は4.09泊だった。来客数は26万4350人で、観光収入は70億4790万バーツ、1日の1人当たりの平均消費金額は約6600バーツになる見込み。
プーケット観光の主要市場はロシアで、1日当たりのロシア人旅行者は約5000人。中国人旅行者は減少傾向だが、ドイツやイギリスからの旅行者は増加しているという。インド人旅行者は目的地をクラビー県に変更する動きがあり、やや減少。カザフスタンからの旅行者は例年並みで、次の雨季にはサウジアラビアやオマーン、イスラエルなど中東からの旅行者が見込まれている。
同県観光協会のタネート会長は、プーケットの現在の観光見通しは良好で、観光客数はコロナ渦前の2019年より少ないものの、ホテル稼働率は上回っていると述べた。