タイ北部チェンマイ県を訪問中のタクシン・チナワット元首相は15日、現職首相のセター氏と元首相のソムチャイ氏と夕食会に参加した。各メディアが報じた。
夕食会は、タクシン氏の義弟で元首相のソムチャイ氏が主催。同県メーリム郡にあるサミット・グリーンバレー・チェンマイ・カントリークラブ内にあるソムチャイ氏の自宅には、セター首相やタイ貢献党議員、親戚らが集まった。
タクシン氏は午後6時14分、セター首相は午後6時20分にソムチャイ氏の自宅に到着。夕食会では、タクシン氏を中央に、セター首相が右側、ソムチャイ氏が左側に着席した。
ソムチャイ氏は「今日は我々の夢が叶った。タクシンさんがタイに帰国し、皆が歓迎している。きょう集まった人は皆、タクシンさんを愛している」と語った。
セター首相は会談後、経済の専門家であるタクシン氏と、経済問題について助言を求め、タクシン政権時代の経済運営ついても話し合ったと述べた。
ソムチャイ氏は、議員らの出席について、政治的な会合ではないと主張。政治的所属に関係なく、誰でも歓迎すると述べた。