タイ公共放送PBSの7日付報道によると、仮釈放されバンコク都内の自宅で過ごしているタクシン元首相は、亡くなった親族に哀悼の意を表わすため、14日に故郷の北部チェンマイ県を訪問する。タクシン氏が帰国後、同地を訪問するのは初めて。
報道によるとタクシン氏は、14日午前7時30分に都内の祠を参拝した後、プライベートジェット機でチェンマイに向かう。メーリム郡のゴルフ場「サミット・グリーンバレー」内にある邸宅に滞在し、家族や親族らが訪問するという。タクシン氏の次女で、タイ貢献党のペートーンターン党首も合流する予定。
タクシン氏と家族は翌15日、先祖の遺骨が安置されているサンカムペーン郡の寺院を訪問し、敬意を表わす儀式に参列する。タクシン氏は16日にバンコクへ戻る予定。
また、セター首相は15日夕方、大気汚染対策のためにチェンマイを訪問する予定で、タクシン氏と会談するとの憶測も流れている。