タイ商務省事業開発局(DBD)によると、今年1~11月の国外からの直接投資の総額は、前年同期比13%減の982億8800万バーツだった。外国投資申請は、前年同期15%増の612件。タイ人の雇用は同22%増の6086人だった。国・地域別では、日本が301憶600万バーツで首位。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
オラモン局長によると、日本の投資は129件で、石油液化ガス事業や自動車部品生産事業への投資が多かった。2位はシンガポール(95件)で、生命・災害保険事業やホテル事業、電子マネーサービス事業などに222億1900万バーツを投資した。3位はアメリカ(95件)で、ソフトウェアプログラムやアプリケーションの設計・開発・導入事業などに42億3500万バーツを投資した。
4位は中国(56件)で、建設業や天然ガスパイプライン敷設事業、洋上油井メンテナンス事業などへ158億1800万バーツを投資した。5位は香港(26件)で、電気自動車のメンテナンス・修理サービス事業や鋼管製造事業、オンラインプラットフォームを通じた航空券予約サービス事業などへ58億1300万バーツを投資した。
1~11月の東部経済回廊(EEC)への投資は、前年同期比15%増の120件で、投資額は195億3100万バーツ。全体の20%を占めた。国・地域別では、日本は68億5300万バーツ(43件)、中国は39億2700万バーツ(28件)、香港は40億4600万バーツ(6件)、その他47憶500万バーツ(43件)だった。