タイ警察は22日、タイ中部カーンチャナブリー県で、ミャンマー人の密入国集団22人を逮捕した。
カオソッドの報道によると、警察は、サンクラブリー郡のヤシ農園に隠れている集団がいるとの住民からの通報を受けて現場を調査。男9人、女4人の計14人を逮捕。サンクラブリー警察署へ連行した。全員、身分証明書を持たず、タイ語も話せないという。
通訳者を介して聴取したところ、14人はガイドの案内で、国境検問所を避け、ミャンマー・カレン州パヤートンスー群からカーンチャナブリー県ノンプルー群の森の道を通って密入国したと供述。その後は、ガイドは14人を車でヤシ農園に送り届けたという。
密入国者の中には、チョンブリー県やノンタブリー県、ナコーンパトム県、プラーチーンブリー県、サムットサーコーン県で職を求める労働者もいた。
また、22日午前4時頃、同郡で別の密入国集団を発見したと通報を受け、警察が出動。森林を抜けてきた男8人を逮捕した。
同県のアティサン知事は、警察や国境警備隊に国境周辺の犯罪の取り締まりと、特に不法入国者を厳重に防止するよう指示していた。