タイ外務省によると、ガザ地区を実行支配するイスラム組織ハマスの人質となっていたタイ国籍の人質17人が、26日までに解放された。全員無事で、医療施設に収容されているという。タイ政府は17人の帰国準備を進めると共に、残りの人質15人の早期解放に向け全力を尽くすとしている。
24日午後、タイ国籍の人質10人が、イスラエル国籍など他の人質と共に解放された。ハマスとイスラエルの4日間の休戦が始まり、人質が解放されたのは初めて。
在テルアビブタイ大使館の報告によると、タイ人の人質はラファ国境経由でイスラエルに入国。ハッツェリム空軍基地からシャミール医療センターへ移送され、大使館関係者と面会した。10人は48時間の医療チームの監督が必要だという。
解放された10人のうち、4人は人質リスト26人に含まれていなかった。
25日夜には、イスラエル人13人とタイ人4人の解放が確認された。セター首相は自身のツイッターで、25日午後11時50分頃(現地時間)にタイ人4人が解放されたと投稿した。
またセター首相によると、26日午後に解放された人質17人の中に、タイ人が3人含まれていた。全員無事で、緊急治療を受ける必要がない状態。3人は指定された医療センターに移送され、大使館職員が家族と連絡を取り合っているという。