マレーシアを訪問中のセター首相は12日午前、イスラム原理主義組織ハマスのイスラエル攻撃によるタイ人の死者が新たに1人判明したと述べた。死者の合計は21人。
セター首相は12日午前、自身のSNSを更新し、「新たに死亡が確認されたタイ人労働者にお悔やみを表明します」と投稿。タイ人退避のため、イスラエルにより多くの警察官を派遣すると述べた。
またシンガポールへ出発する前にインタビューに応じ、タイ人の退避に航空機以外のルートも検討していると述べた。船舶による退避は、ハマスが実効支配しているガザ地区を通過する必要があるため、陸路でヨルダンから避難することも検討しているという。
航空機による退避作戦で、第一陣15人がイスラエルを出発。午前11時にスワンナプーム国際空港に到着する予定。海外メディアによると、イスラエルで死亡した外国人はタイ人が最多で、続いてアメリカ人が14人となっている。