タイ外務省のカンチャナ報道官は11日、在イスラエル・タイ大使館の報告として、イスラム原理主義組織ハマスによるミサイル攻撃で、タイ人労働者2人が死亡し、タイ人の犠牲者が20人になったと明らかにした。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、死者の身元は確認中。タイ人の負傷者は4人増えて13人に、人質は3人増え14人になった。
タイ大使館の調査によると、10日にイスラエル南部で救出されたタイ人労働者14人は、負傷・死亡・人質のリストに入っていなかった。14人は既に安全な場所へ避難したという。
帰国希望者は10日夜の時点で5019人に増加。残留希望者は61人。
今後の退避計画については、イスラエル航空で5人を移送し、タイには10月12日午前10時35分到着予定。さらに午後0時35分に10人が到着する。16日には、タイ空軍のエアバス340型軍用機で140人、18日には民間航空機で80人が退避する予定。