カオソッド・オンラインの10日付報道によると、9日正午頃、タイの首都バンコクの入管施設管に収容されていた日本人の男が、入管当局の車両を奪って逃走した。当局が行方を追っている。
逃走した男は八木佑樹容疑者。不法滞在の容疑でタイ警察に7日逮捕されていた。入管当局は9日、八木容疑者をラチャダー刑事裁判所から車で入管に移送中だった。入管到着後、八木容疑者が転倒して倒れたため、当局職員が車椅子を取りに車から降りたところ、八木容疑者が運転手側に乗り込み、車を奪って逃走したという。
報道によると、奪われた車両がチャルンクルン・プラチャーラック病院の近くで乗り捨てられているのが見つかった。八木容疑者はタクシーに乗り、パタナカン通りへ逃走した模様。
八木容疑者は、新型コロナウイルス対策の持続化給付金2000万円を詐取した疑いで逮捕状が出ており、在タイ日本大使館を通じてタイ入管当局に捜索要請があったという。