タイ出身でタイ料理研究家の味澤ペンシーさんのレシピ本「はじめてなのに現地味 おうちタイごはん」が、明日発売される。家で簡単に料理できる本格的なレシピで、暑い夏にぴったりの一冊になっているという。
発行元の主婦の友社によると、タイの定番料理やバンコクで人気のメニュー、東北地方(イーサン)などの地方料理まで幅広く掲載。現地の味わいはそのままに、日本人でも調理しやすいよう、食材はスーパーで手に入るもので揃えた。日本人好みの調味料や味付け、台所事情を考慮してレシピを開発したという。にんにくやショウガ、ハーブ、野菜をたっぷり使い、食後のスッキリ感や高い満足感が特徴となっている。
味澤ペンシーさんはタイ南部ソンクラー県出身。料理専門学校卒業後にタイの有名ホテルで料理経験を積み、結婚を機に30年前に来日した。タイ料理店「ティーヌン」の立ち上げに貢献。1997年にタイ料理教室を開講し、テレビや雑誌などでも活躍している。「トムヤムラーメン」や「タイ風生春巻き」を考案し、「激辛」の印象が先行していた日本で、タイ料理文化を牽引してきたという。
同社は、「タイ料理の味付けは複雑に感じるかもしれないが、作ってみると簡単。ガパオ炒めなどの一皿料理は、工程がシンプルな時短料理。チャレンジしてみて」としている。
また本の発売を記念し、13日(木)から31日(月)の期間、著者が監修するタイ料理レストラン「ペンシーズキッチン」(ルミネ8F池袋店、アトレ四谷店)では、レシピ本に登場する青いハーブあえごはん「カオヤム」が限定メニューとして登場する。