日本政府が資金援助したミャンマー人移民児童のための新校舎が完成し、タイ南部パンガー県のUnified Learning Center (ULC校)で3日、引き渡し式典が行われた。
在タイ日本国大使館によると、支援は草の根・人間の安全保障無償資金協力によるも。ULC校を運営するタイの教育開発財団に総額378万バーツを拠出した。
式典にはニラチャー・バンディットチャート県副知事やレァー・ディーロックウィッタヤラット同財団理事長、学校を支援している和食レストラン「梅の花」が設立したNPO法人「The Flower of a Dream Association」の梅野氏や、学校に鉛筆などを提供しているコーリン・ペンシル(タイランド)の井口社長らが出席した。
同県のミャンマー人移民労働者は10~15万人。緊迫するミャンマー情勢により移民が増加し、入学希望者も増えているという。同校では、食堂や図書館を閉鎖して教室として代用していたため、新校舎建設により、児童・生徒の教育の質の向上が期待されている。