タイの1~4月の冷凍ドリアン輸出額は、166%増の636憶2700万バーツだった。中国が最も多く170%増の620憶6800万バーツ。続いて香港が77%増の9億4100万バーツ、台湾が36%増の1億9800万バーツだった。一方、10位のベトナムは、輸出額が15万バーツに留まるものの、成長率は1万769%と急増している。プラチャーチャート・トゥラキットが22日報じた。
タイ商務省によると、今年の4カ月間のドリアン輸出は、生・凍結共に前年同期比100%以上増加。主要市場は中国で、旺盛な需要が続いている。中国国内で未開拓の市場に向けて、今後も輸出を拡大したい意向。またベトナム・ラオスとの交渉により、両国経由での中国輸送が順調で、特にベトナム経由は前年同期比1万769%増加しているという。
タイ果物貿易輸出業者協会のサンチャイ会長は、2023年のドリアン輸出額は50%増加すると予測。今年は新型コロナウイルス感染症の影響が解消し、輸送トラブルも報告されていないという。
今年下半期については、南部のドリアンは半年に渡り収穫できるものの、見た目が悪いためB級扱いになり、東部のドリアンより1キログラムあたり40~50バーツ程度安値になるとした。
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