タイの格安航空会社であるノックエアは10日、DHC8-400型(Q400)の3機の運航を、4月20日から停止すると発表した。Q400で運航していたプレー、メーホンソーン、ラムパーンの3路線を休止する。プラチャーチャート・トゥラキット(電子版)が報じた。
同社によると、Q400の搭乗率は平均40~50%程度。リース期間は8年になり、メンテナンス費用なども増加して赤字が続いていたという。複数の空港が滑走路を拡張してボーイング737の着陸が可能になったことから、競争力で負けると判断した。
Q400の最終フライトは4月19日で、15時50分にメーホンソーンを出発し、ドンムアン空港に17時25分に到着する。
メーホンソーン県商工会議所は、ノックエアの運航休止はメーホンソーン県の観光や運輸、発展に影響を与えるだろうと述べた。同会議所所長は、「チェンマイへ行くのに6~7時間かかる。病院に行くのも難しくなる。まるで移動手段を断ち切られたようなものだ」と話した。今後はノックエアの代わりに、バンコクエアウェイズとの交渉を急ぐという。