日本政府は27日、東部チョンブリー県サンスク市に総額90万5000バーツを支援し、リハビリ運動器具7種19個と血圧計2台を整備した。また同県サッタヒープ郡プルータールアン区には総額187万2100バーツを支援し、リハビリ用送迎車両1台を供与。高齢者の健康維持と社会参加を促し、生活の質向上に貢献する。
支援は草の根・人間の安全保障無償資金協力によるもの。27日に両自治体で引き渡し式典があり、在タイ日本国大使館の栗田実参事官ら関係者が出席した。
両自治体では近年、高齢者世帯が年々増加。整備した運動器具などは、高齢者が日中集まって健康活動やリハビリテーションなどができるサンスク市のシニアデベロップメントセンターや、プルータールアン区のデイケアセンターで利用する。
またタイ・トヨタ自動車は、移動手段がなく活動に参加できない高齢者が多いことから、サンクス市の同センター利用者専用の送迎車両1台とドライバーの運転教育研修を無償支援した。