タイの国家エネルギー政策委員会(NEPC)は、3月から液化石油ガス(LPG)の小売り価格を15バーツ値上げし、15kgボンベ423バーツにすることを決定した。2月の小売価格は408バーツに据え置く。プラチャーチャート・トゥラキット紙など各紙が報じた。
エネルギー省のスパッタナポン・パンミーチャオ大臣は、原油価格に応じて変動を続けているLPガス価格の世界市場の状況を説明。1月16日の時点で、LPガスの輸入価格は1トンあたり698米ドル、小売り価格は15㎏タンク約450バーツなのに対し、国内の小売り価格を408バーツで維持しているため、毎月8億1300万バーツの損失があるという。
また石油基金の累積損失は現在、447億9400万バーツで、法律に基づいた損失の上限は480億バーツまでのため、LPガス価格を再検討する必要があったと説明した。
4月までの電気料金については、月150ユニット以下の世帯は割引0.92.04バーツ、151~300ユニットの世帯は1ユニットあたり0.67.04バーツ値下げする。